青汁生活との出会い

妹が私に青汁を勧めたのは、九州の夏の暑い日でした。

 

扇風機だけをかけた部屋で、私はある有名炭酸飲料の糖質ゼロを飲もうと冷蔵庫から取り出し、妹に声をかけました。

 

彼女はそれを断り、氷をたっぷり入れたグラスに、緑の粉末を入れ、サーバーの水で溶かしてストローで飲み始めました。

 

「それは何?」

 

と聞くと、

 

「青汁。すっごく美味しいんだよ。お姉ちゃんもどう?」

 

と言ってきました。私は即座に「いらない」と答えました。

 

野菜は大好きですが、昔から青汁は飲まず嫌いで一口も飲んだことがないのです。
匂いも嫌だしあの深い苔のような緑色も苦手でした。
妹は、何度もしつこく勧めてきました。

 

彼女は昔から気に入ったものを人にも食べさせたり飲ませたりするのが好きなのです。
お麩もシェイクも彼女に無理やり食べさせられたものでした。

 

「これ全然臭いしないよ、色もきれいで涼しそうでしょ?」

 

嫌いなので目を背けていたけれど、気をつけて見ると、それは確かに若草のようjな澄んだ緑色でした。

 

「これすごく便秘に聞くんだよ。」

 

確かに私はひどい便秘で学生の頃は下剤を何袋も服用しては腹痛になり、また便秘というのを繰り返していたものです。
スタイルのいい妹が、今朝の量がどれだけかと熱弁するのを聞くと、興味が湧いてきました。

 

2歳の双子と乳児を抱え、運動する暇もなく、手っ取り早く体型を戻したいと思ったのもあります。
私は炭酸飲料を残し、彼女を真似てビールジョッキに氷と粉末と水を入れて、ストローで混ぜ、飲んでみました。

 

粉っぽい。それが第一印象でした。

 

美味しくはないが、まずくはない。苦くもなく、私が持っていた印象とは全く違いました。

 

「粉っぽいのは慣れるよ。」そう言って、底に溜まっている青汁を混ぜ、妹は残りを飲み干しました。